ベインキャピタル、ADKホールディングスに対してKRAFTON Inc.が資本参画することで合意
ベインキャピタル・ジャパンLLC(そのグループを含み、以下「ベインキャピタル」)は、本日、保有する株式会社ADKホールディングス(以下、「ADK HD」)において、戦略的パートナーシップを企図してKRAFTON Inc.(以下「KRAFTON」)が資本参画することで合意に至りましたことをお知らせいたします。
ADK HDは、傘下の事業会社を通じて広告・マーケティング支援事業とアニメ・コンテンツ事業を擁しており、クライアントビジネスの持続的な成長や、日本で生まれたIPのグローバルにおける更なる発展に貢献し続けることを目指しております。
ベインキャピタルは、2017年にアサツーディ・ケイ[1]の株式を取得し、デジタル化、M&Aの推進、IPビジネスの強化、構造改革に向けた数々の施策に取り組んでまいりました。
今後はベインキャピタルからの引続きの経営支援に加えて、グローバルIP企業であるKRAFTONのグローバルIPやネットワーク、テクノロジーを活用し、中期経営計画の中心に置く「ファングロース戦略」で、ファンを生み出し、ファンとの絆を深め、ファンと共に新しい価値を生み出す活動をグローバルに加速させていきます。これは、2025年1月に発表した海外マーケティング事業の再編に伴う米国Stagwell社との協業に続くグローバル戦略の一貫となります。なお、ベインキャピタル、ADK HD、KRAFTONの三社は、今後もベインキャピタルが出資を継続し、引き続きADKホールディングスの経営支援を行う方向性で協議を進めています。
ベインキャピタルの日本代表である杉本勇次は、次のように述べています。「日本有数のマーケティング支援事業者であり、強力なIPを活用し、日本発のコンテンツを世界に発信しているユニークネスを持ったADKホールディングスの歩みをサポートしてきたことを誇りに思います。ADKホールディングスとベインキャピタルが共に強化してきたデジタルマーケティングとコンテンツビジネスを新たに次のステージへと押し上げ、さらなる成長を実現するために、このたび資本参画するKRAFTONは、ADKにとって最良のパートナーであると確信しています。」
株式会社ADKホールディングスグループCEOの大山俊哉は次のように述べています。「ADKグループのファングロース戦略は、「広告・マーケティング事業ではクライアントの商品を購入したり、サービスを利用したお客さまや、まだ潜在的なお客さま、アニメやIPなどのコンテンツビジネスにおいては何らかの形でそのコンテンツにふれた方々をファン化し、育てる」という考え方です。
KRAFTONはゲームを中心としたグローバルIP企業です。両社の強みや培ったノウハウを合わせた戦略的パートナーシップにより、日本市場やグローバルコンテンツ市場での創造的な挑戦と成長が期待できると信じています。」
ベインキャピタルについて
ベインキャピタルは、投資家、チーム、ビジネスおよびコミュニティに永続的なインパクトをもたらす国際的な投資会社です。1984年の創業以来、ベインキャピタルは、インサイトと経験を活かし、プライベートエクイティ、クレジット、パブリック·エクイティ、ベンチャー·キャピタル、不動産、ライフサイエンス、保険、その他の戦略的重点分野を含む数多くの投資対象の本源的成長を実現しています。世界4大陸に24のオフィスを構え、従業員数は1,850名を超え、運用資産は約1,850億米ドルに上っています。
[1]2019年1月、ホールディング体制導入により現体制に移行